自律

今の時代に求められるレジリエンスとは

しばらく前に、YouTube でティール・スワンがレジリエンスについて解説していました。日本語訳を起こそうと試みましたが、量が膨大すぎたので断念しました。

動画の中でティールが言っていましたが、今の時代に私たち人間にもっとも求められる資質はレジリエンスだと思うのです。この記事では、この概念について簡単に解説していきます。

レジリエンス(Resilience)とは

もともと「回復力」や「弾力」「復元力」を意味する英単語です。
弾力性のあるボールを握ってから手を離すと、自然と元の形へと復元します。これがレジリエンス(復元力)です。

逆境に陥っても潰れてしまわず、そこから回復できる力のことを、心理学ではレジリエンスと呼ぶようになりました。

しかし、今の時代に求められているレジリエンスとは、大きく言えば「自助能力」というものだと私は思っています。自助能力とは、「自分で自分を助ける力」あるいは「自分にしがみ付ける力」のことです。

救いを外側に求めるか内側に求めるかの違い

自助能力が低い人は、何かあったときに救いや助けを「外側」へ求めます。

  • 嫌なことがあったから誰かに話しを聞いてもらいたい
  • 寄り添ってもらいたい
  • 共感してもらいたい

と、縋り付ける相手を探さずにはいられない人は自助能力が低い。
自助能力が高い人は、何かあったときに、自分自身と向き合うことで道を切り開きます。

嫌なことがあったら自分との対話を進め、

  • 何がそんなに嫌なのか
  • 本当はどうであって欲しかったのか
  • 今自分がしたいことはなにか

などを自分で解き明かし、自分の力で全身していける人は、自助能力が高い。

解決策を自分の中に求める

物事がうまく行かない、今自分がツライのは、ざっくりと言ってしまえば「自分の中に未解決の過去が残っているから」です。

「未解決の過去」を持たない人間などは一人もいないのでそれ自体は問題ではないのです。その解決策を相手や他者に求めるか、それとも「自分の中」に求めるかの違いがあるだけなのです。

解決策を相手や他者に求める人は、いつまで経っても苦しい気持ちから逃れることができず、一生を他者を恨むことで棒に振ってしまいます。

一方、解決策を「自分の中」に求める人は、自分の傷や痛みとしっかりと向き合い癒していくことで、過去の苦しい記憶から解放されます。そして、のびのびと心置きなく自分の人生を生きていくことができます。

自助能力が低いのは自己否定が強いから

自助能力の低さの原因は自己否定感です。自分が感じていることを肯定できず、「こんな感じ方をする自分はおかしいのでは?」と思ってしまうために、誰かに「私はこれでいいんでしょうか?」と確認しないと自分を肯定できないのです。

自己否定が強くなった要因は、幼少期に養育者から否定されながら育ったことです。「だからアンタはダメなのよ」というメッセージを受け取りながら育ったので、ありのままの自分を肯定する力が養われませんでした。

ですが、今からでも自己肯定力は養うことができます。そのためには、自分で自分(の感じ方)を否定するのを一切やめて、自分を肯定しまくる訓練を積む必要があります。

一人きりで生きていくこととは違う

自助能力が高いからと言って、一人きりで生きていくという意味ではありません。一人きりで生きられる人などは、一人もいないのですから。たとえ一人暮らしをしていても、ゴミ収集やその他のことは行政に頼っていたり、農家が作った野菜を食べて、国道や県道を使い、スーパーで買い物をすることは変わりがないのです。

自助能力が高い人は、自分が必要な助けはちゃんと得ることができます。必要なときに誰かに頼ることは、自然なことです。

依存は対極

ですが、必要なときに頼ることと、誰かや何かに頼りきりになる(依存する)ことはまったく別ものです。依存とは「相手がいないと生きていけない」状況を生み出すことです。依存はレジリエンスの対極にある状態と言えます。

今の仕事を失ったら収入が途絶えるから嫌でも辞められない人や、伴侶の収入だけで生活している主婦などは、自助能力が低いと言えます。

今は、何か一つのことに依存することなく、自分に力をつけて、レジリエンスを高めている人だけが生き残れる時代だと感じています。

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