【保存版】癒しの原理

多くの方は、心の傷や感情的な痛みが人生に及ぼす影響や、また、その傷を癒すことで人生が変わることの原理を知りたいと思うと思います。

そこで、この記事ではかつて私が提供していた「ヒーリング・セッション」(現在は行っていません)で使用していた図を用いて、「癒しの原理」を解説します。

タイムラインに残る傷

昔の録音技術であるLPレコードは、一度表面に傷が付けば、そこで針が飛んで同じ個所を繰り返しプレイしてしまう習性がありました。何度も同じ話をする人のことを、「壊れたレコードみたい」と喩えることがあります。

無意識のうちに何度も同じ話をしてしまうのは、そこに何かしら未昇華になっているエネルギー的な傷(ブロック)があるからなのです。

転生の過程において、いずれかの人生(タイムライン)で大きなショックを受けて傷がつくと、傷ついたレコードと同じように、その後の転生でも同じパターンを繰り返しプレイするようになります。エネルギー的なパターンが形成されるのです。

エネルギー的なブロック

ある時点で昇華されなかった感情エネルギーはチャクラやオーラの中に閉じ込められ、「歪んだ認知」と結びついて固定化されます。これがエネルギー的なブロックとなります。

​例えば、ある人生において耐え難いほどの喪失を経験した人が、その時に受けた心理的ショックや感情をすべて昇華し尽くさないままに人生を終えたケース。

残ってしまった感情エネルギーや心的トラウマは、「私のせいで大切な人を失ってしまった」等の歪んだ(ズレた)認知と結びつきブロックとなります。そして、その後どの人生においても「耐え難い喪失体験」を繰り返し経験するようになります。今回の人生でも、親を失う、子供を失うなどの喪失体験を持っているはずです。

それがこの人の魂のエネルギー的なパターンとなっているのです。

パターンを解消する

心理セラピーやヒーリング・セッションなどでは、身体の感覚にしっかりと繋がってブロックを特定し、「安全なスペース」(プレゼンス)を確保した上で、感情(感情体)と認知(メンタル体)の癒し・浄化・統合を行います。

癒し

まずは傷ついた気持ちを100%肯定して受け入れることで、癒しを行います。私たちが本当に求めているのは、他者からの同情や共感ではなく、自分自身からの同情や共感なのです。自分で自分の気持ちや感じ方を否定して抑圧してしまったことが、心の傷ができてしまったことの原因だからです。

浄化

ため込んでしまったマイナス感情(怒り、恨み、憎しみ、復讐心、恥、罪悪感等)をすべて感じて表現することで解放していきます。すべてのエネルギーがしっかり昇華されるまで、何度でも繰り返し表現する必要があります。

表現方法は何でも良いですが、書く、セラピストに話す、ダンスで表現する、絵を描く、彫刻にする等、自分に合ったものを見つけて根気よく長期に渡り取り組む必要があります。

書き換え

歪んだ(ズレた)認識を適切なものへ正す作業を行います。

  • 「私に悪いところがあったから親に叱られてもしょうがない」→「私は何も悪くないのに、親のエゴで罵られただけ」
  • 「私は多くの人の期待を裏切った。責任は重い」→「他の人の人生の責任を負うのは私の仕事ではない」
  • など

そして、「本当はどういう体験をしたかったのか」という本音を引き出し、セッションの中でそれを自分で行うことで「記憶の書き換え」を行います。人間のマインドは過去・未来・現在の区別がなく、主語の違いも認識できません。

  • 本当は「よくやったね」と言われたかった → 自分で自分に「よくやったね」と言ってあげる
  • 他人のことを気にせず自分の自由に生きたい → 想像の中で自由に生きたらどんな感じがするかを生き生きと味わう
  • など

「体験の記憶」をポジティブなものに書き換えることで、タイムラインすべてがシフトします。その結果、現れてくる現実が変わります。​

レコードの喩えでいうのであれば、表面についていた傷を取り除いたので、もはや針が飛んで同じ個所を何度もプレイすることがなくなったのです。結果として繰り返していたパターンが解消され、現実が変わります。

統合

過去生の人格またはインナーチャイルドを「今の自分」の中に統合する作業(イメトレ)を行い、過去を統合して終了させます。この作業をしっかり行うことで、タイムラインが一つ閉じます。

プレゼンス

上に書いた一連の癒しのプロセスが成功して癒しがコンプするかどうかは、一重に「プレゼンス」を保てるかどうかに掛かっています。

英語の Presence に該当する日本語の概念はなく、言葉で説明しにくいのですが、当方のセッションではご希望の方にプレゼンスを体感していただいています。

人間の意識がプレゼンスにあるとき、そこには一切の否定やジャッジメントがなく、あるのは理解とコンパッション(痛みに対する思いやり)だけです。このスペースが確保できないままに癒しを行っても、プロセスはコンプしないどころか、かえって傷を深めてしまう危険性もあります。

騒音問題ばかり引き寄せた過去

かつての私は「騒音」がとても苦手でした。にも関わらずいつも「騒音問題」ばかりを引き寄せていました。

近所の学生たちの乱痴気騒ぎ、毎晩通るバイクの爆音、工事現場の音などです。​どこへ引っ越してもかならず騒音問題にぶつかりました。

さすがに「これは何かおかしい」と気づき、ある時に、自分のタイムラインの中に「大きな音を出すこと」に関するブロックがあることに思い至ったのです。そこで自分でインナーチャイルドセラピーを行って、幼少期に受けた「音に関するトラウマ」を探って癒していきました。

閉じ込められていた感情を解放して癒したことを契機として、騒音問題に悩まされることはなくなりました。今ではまったく騒音問題を引き寄せなくなったこと、また騒音があっても動揺しなくなったこと両方で、より楽に生きられるように変化しました。


心の傷や心的トラウマは、時間がかかっても、適切なセラピーを受ければ完全に癒せるものです。ただしっかりとしたやり方がわからないために、多くの時間とお金を無為に費やしてしまうケースがままあるだけです。

しっかりとプレゼンスを保てる腕の良いセラピストを見つけてタッグを組むことができれば、数年間じっくり取り組むうちに癒しは相当進むはずです。

ただ、「セラピストに何とかしてもらいたい」「セッションさえ受ければ何とかしてもらえるだろう」という受け身の姿勢で受ける人は、大した成果を上げられません。何よりも、自分で自分を癒すという覚悟と決意が求められます。

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